常州市は、全国第一陣、江蘇省唯一の国家産業と教育の融合パイロット都市であり、部と省が共同建設する蘇錫常都市圏の職業教育の高品質発展モデル都市でもある。常州市は長年にわたり、専門人材を育成するための新たな方法を模索しており、その一つが「配達員」向けの「物流管理」の特別クラスを設置することである。これは市総工会、市郵政管理局、常州工学院が「江蘇省2022年激務産業に対する社会人大学及び大学?企業連携改革プロジェクト」を活用した措置の一つである。

　常州工学院は、協力クラスのオーダーメイドコースを作り、従来の物流管理専門人材育成案をベースに、「宅配業界の発展状況と動向」、「宅配サービスの規範とエチケット」、「配達員の職業モラルと法規」などの特色コースを追加し、配達員の職業技能と職業リテラシーの向上を目指している。これまでのところ、このオーダーメイドクラスの出席率は98％以上で、70％以上の学生が国家職業技能レベルの証明書を取得した。 その中で、11人の「配達員」が管理職に就いた。

　今年、市総工会は市党委員会組織部、市党委員会社工部、市教育局、市人社局と共同で「龍城新人材」学院を設立した。新しい雇用形態の新入生 100 人が第一期生として入学した。学生の勤務時間に合わせ、適切な教育、柔軟な単位制度、オーダーメイドのコースに基づいたオンラインとオフラインの組み合わせを採用し、学歴教育とスキルトレーニングを提供し、学生一人一人の成長をサポートする。

　市総工会副主席の王丹丹氏は、低学歴、知識不足、スキル不足が多くの労働者の成長の妨げになっている。我が国の経済社会の急速な発展に伴い、多くの業界では学歴やスキルに対する要求がますます高まっており、労働者にさらなる勉強の機会を提供するために「学びの夢の実現行動」を開始することは非常に時宜にかなったものであり、必要なことであると述べた。市総工会は、労働者の「学びの夢の実現」を支援するには、「高、精、尖、欠」という支援の方向性を強調し、毎年100万元以上の特別基金を投資している。対象となる地区には 1 対 1 で資金が提供され、労働者の成長を支援する。

　統計によると、市総工会は2016年に「学びの夢の実現行動」を開始して以来、総額1521万5000元の学生補助金を配布し、5000社の企業と1万5257人の労働者に恩恵をもたらした。優秀な学生に対し、1,000元から3,000元の「工会奨励奨学金」も配布している。要件を満たす優秀な学生に党組織に入ってもらうように働きかける。このプログラムを通じ、100人以上の模範的な労働者、職人、文明労働者、ビジネスのバックボーンを輩出し、質の高い経済社会発展を推進する傑出した人材となった。